トピックス

2022.06.01
トピックス職員インタビュー
管理師長 :
髙木 智美(たかぎ ともみ)
管理師長 :  髙木 智美(たかぎ ともみ)
ご入居者が不安を感じられた時、傍らに寄り添える存在でありたいです。

<現在までのキャリア>
富山県出身。聖隷福祉事業団に入職後、34年間、病院に勤務。 途中、大学→大学院進学で4年間休職。病棟勤務、訪問看護業務等を経験し、 総看護部長を経て、2021年1月より、松戸ニッセイエデンの園管理師長に就任。

<現在の業務内容>
定例業務:月2回の健康相談やお誕生日の居室訪問 等。
その他、ご入居者のケア提供に関する責任者。 ご入居者・職員の健康管理業務 等。

<趣味・特技>
◆20~30代の頃
スキューバダイビングのライセンスを取って沖縄やパラオでダイブ!バイクで仲間と北海道などをツーリング!
オフロードバイクやアメリカンタイプのバイクも乗っていました。
◆現在
お花を飾ること。お花を眺めること。


管理師長の業務の内容と、これまでの病院勤務とは異なるやりがいを教えてください。
 健康管理業務としては、松戸ニッセイ聖隷クリニックで行っている年2回の定期健診や毎月の簡易健診で問診を行なったり、健診結果から再受診を勧奨するなどの健康相談を行っています。
 他にも、月2回の師長相談日に健康相談を受けたり、相談日以外にお電話でご相談いただくこともあります。「夜間よく足がつるのでどうしたらよいか」「~の症状の時はどの科を受診すればよいか」など、様々なご相談をいただきます。時には、ご相談の内容から、そのまま急遽外来受診をしていただくこともあります。
 看取りに関する相談日も月2回設けております。当園では、「人生の最終段階にどのような医療やケアをご希望されるか」をお聞きした上で、「その人らしい最期」を迎えていただくお手伝いをしております。
 時には看取り相談のなかで、過去にご入居者ご自身がご家族様を看取った際の“お気持ち”を聴かせていただくこともありました。
 病院勤務では、患者さんは病気の時だけ来院され、その後ご自身の生活の場に帰っていかれるので、その方の人生のある一点しか関わることはありません。しかし、松戸ニッセイエデンの園ではご入居者の人生に最期まで関わらせていただくことになるので、そのことが、難しくもある一方で、大きなやりがいとなっています。


※地域清掃ボランティアでゴミ拾い


管理師長として、日々の業務の中で心がけていることは何ですか?
 ご入居者の皆様が、困った時や不安になられた時に、ふと「師長に話してみようかな」と選んでもらえる存在になれればいいなと思っております。
 園内では、すれ違う時の挨拶はもちろんですが、ご入居者がいらっしゃる時にはゆっくり歩くように気を付けています。
 また、ご入居者とお話をする時は、「ご不安やお困りのことに焦点を当ててお話を聴く」ということを心掛けております。
 ただ、ご相談を受けても、私が実際に解決できることはほんのわずかで、ご入居者ご自身がお話をしていく中で自然に答えを見つけていかれます。私がお話を伺うことで、そのお手伝いができればと考えております。


※開園25周年記念外出イベントの付添いでフランス料理のフルコースランチをご入居者と


毎朝食堂前で、ご入居者の皆様にご挨拶をされていらっしゃいますね。
 「一日の始まりは朝の挨拶から」を心掛けています!
 私の一日の仕事始めは、毎朝食堂前に立ち、ご入居者の皆様とご挨拶をすることです。
 「今日はお元気そうかな?」「夜間、お腹が痛いと受診されたようだけれど体調は戻られたかな?」などと、ご様子をみながら時にはお声掛けして体調を伺うこともあります。朝のご様子から判断して、外来受診調整をすることもあります。
 食堂前に立っていると、ご入居者から「今日は寒いわね。半袖で大丈夫?」と声をかけていただいたり、私の出身地をご存知の方からは「昨日のテレビでね、富山のことやってたわよ、見た?」とお話を頂いたりします。私自身が元気を頂く場として大切にしています。
 コロナ禍の自粛生活の中だからこそ、人と人とのつながりが大切であることを、ご入居者の皆様から頂く心遣いを通して感じております。


※大食堂入口横でご入居者と


プライベートについてお聞きします。プライベートで大切にされていることがあれば教えてください。
 35年間看護師として働いてきたので、私なりの社会貢献として、日本医療機能評価機構の「病院機能評価」のサーベーヤー(評価調査者)をやっています。
 これは、病院の継続的な質改善を目的として訪問審査を行うもので、実際に病院の中に入り、医師をはじめスタッフの話を聞いたり書類確認などを行って、その病院の改善点をフィードバックします。訪問審査は、休日を使って年に4~5回行っています。
 責任が重くはありますが、訪問した病院の質改善のために少しでも役に立てればと思い、ライフワークとして10年近く続けております。もっと勉強をしていく必要がありますが、日本の様々な病院を知る機会にもなっているので、今後の仕事にも役立てたいと思っております。



髙木師長のお好きなものを教えてください!
 お花を飾ること、見ることがとても好きです。
イングリッシュローズが好きで育てていた時期もありますが、マンション暮らしで思うように育てられず、今は、お花の教室に通ったり、自宅で切り花を飾ったりしています。
 好きで通っているうちにフラワーデザイナー講師資格(NFD講師)や、生け花の小原流の雅号も取得しました。
 ご入居者の中にはお花の先生をされていた方も多くいらっしゃり、食堂受付に毎日お花を飾ってくださるご入居者もいらっしゃいます。時々名前がわからないお花があったり、素敵に飾られたお花を見て「こんな風に色を取り合わせるんだな。バランスが素敵だな」と思ったり、密かな楽しみとなっております。
 また、友人と近隣のハイキングに行くことも趣味の一つです。新型コロナウイルスの影響もあり、予定してはキャンセルとなり、この2年はあまり出かけられていません。ですので、この夏は、亀岩の洞窟にホタル観賞に行きたい!と楽しみにしています。
 好きな食べ物は、富山出身ですので、何と言ってもお魚です!一番は塩焼きの鮎、二番は蟹、三番目はヒラメの昆布締めのお刺身でしょうか。どれも関東では手に入りにくい物ばかりなので、早く富山の庄川の鮎専門店や、金沢の蟹のフルコースを出してくれるお店に食べに行きたいです!
 ちなみに、小さい頃から魚を食べていましたので、お魚は捌けますし(下手ですが・・・)、煮魚料理は得意料理です。


※後輩の結婚祝にブーケを贈ったこともありました!


※茂原のあじさい屋敷にて


※写真は、ご本人の許可を得て掲載しております。