職員インタビュー

奈良ニッセイエデンの園は、地域とともに発展する施設です。

総園長:村井 康隆(むらい やすたか)  




<現在までのキャリア>
聖隷福祉事業団に入職後、聖隷浜松病院に勤務(医事課)。
その後保健事業部に移り、健康診断や人間ドック等の営業活動に携わる。
2002年10月に高齢者公益事業部本部に配属後、油壺エデンの園、浜名湖エデンの園、松戸ニッセイエデンの園を経て、奈良ニッセイエデンの園の総園長へ就任。

<現在の業務内容>
月2回の園長相談やご入居者対応、各種会議、行事への参加など。予定がない時は介護居室に顔を出し、ご入居者とのふれあいの時間を持つようにしています。介護居室は訪れるたびに新しい発見があり楽しいです。ただ、ここ数年はコロナの事もあり、行きたいのに行けない状況で寂しく感じています。

<趣味・特技>
趣味はスポーツ観戦。特にサッカーのジュビロ磐田の熱狂的サポーターです。

人生のモットー、尊敬する人を教えてください


※ご入居者と縁日イベントにて

モットーは、
「今を思いっきり楽しむこと」

尊敬する人は父。
父は薬剤師で、私が病院で働こうと思ったのは、父が働く姿に影響を受けたからだと思います。
聖隷に入ったきっかけは、学生時代に長谷川保の著者「夜もひるのように輝く」を読んで感銘を受け、聖隷の一員として働きたいと思ったからです。

開園30周年をどのような思いで迎えられましたか?


※園の前で職員と

コロナ禍の中で30周年を迎え、思うような形で式典やイベントの開催ができないことを非常に残念に思っていますが、皆さんに少しでも喜んでいただけるような1年にしたいです。
当園は平成という時代と共に歩んできました。開園の平成4年はバブル崩壊の翌年でしたが、入居率はすぐに90%を超え、リーマンショックを経ても90%を切ることなく、近年は100%を維持しています。今の園があるのは、これまでご入居してくださった皆様のお力添えと、職員各々の創意工夫・頑張りのおかげです。これまで関わってくださった皆様に心より感謝いたします。

園長として大切にしていることは何ですか?


※餅つき大会の様子

ご入居者の皆様が、多くの有料老人ホームの中から当園を選ばれたのは、相当の勇気と決断があったと思います。奈良ニッセイエデンの園なら安心・安全な生活ができる、残りの人生を豊かに楽しめるだろうという思いと期待を持って入ってくださったと思います。その思いを裏切ることはしたくないと思います。この施設を選んでよかった、自分の決断に間違いはなかったと思っていただけるような施設にしたいです。

園長としてどのようなことにやりがいを感じますか?また、大変に思うことは何ですか?


※ゲートボール大会にて

ご入居者がいきいきと楽しんでいる姿を見ることが何より嬉しいです。また、ご入居者やご家族に感謝の言葉をいただくとやりがいを感じます。

大変に思うことは、その方にとって最善・最良とは何かということを気を付けないといけないところだと思っています。
「終わり良ければすべて良し」という長谷川保の言葉でこの事業は始まっているのですが、もしも逆になってしまったら、その方の人生全てを台無しにしてしまいかねないと思っています。
高齢者といっても幅広い世代がいらっしゃるため、バランスを考えなければならないです。すべての方に有益な方法をとる、なるべく多くの人がいいね!と思ってくれるところを探るのが難しいです。
イベント等もすべてのご入居者に楽しんでいただける、参加していただけるような企画を立てることが大変というより大切なことと思います。

園長をされてから特に印象に残っているエピソードを教えてください。。


※慰霊祭にて

コロナ禍で思うようにご家族が面会できない中、海外在住の身元様にオンラインで最期の看取りの瞬間に立ち会っていただくことができました。葬儀もオンラインで繋ぎ、身元様の代わりに職員がお焼香をさせていただきました。職員が、このコロナ禍で創意工夫し、本当によくやってくれました。

身元様には大変感謝をしていただき、後日、関わった職員一人一人の名前をあげ、お礼の言葉が入ったお手紙をいただいた時は、この仕事をして良かったと思いました。

奈良ニッセイエデンの園の魅力について、“イチオシ!”は何ですか?


※生活サービス課の職員と

高齢になっても地域で安心して暮らせる社会を作るための「地域包括システム」というものがあります。当園では施設内に小さな地域包括システムが完成していて、どのような状態になっても施設内で住み続けることができるということが一番の魅力だと思います。
“イチオシ”はやはりWACとしての活動です。今年、自治会と地域の防災協定を結びました。地域に何かあった時、園を一時避難所として使う、逆に、園に何かあった時は地域の方が助けに来てくれるという、お互いに助け合う防災協定を結んだことは大きな一歩です。
今年は河合町50周年と園の30周年という節目の年ですが両者で地域協定を結びました。町と一緒に地域が発展していくために寄与できたらいいなと思います。

今後の目標について教えてください。


※クリスマスディナーでの一コマ

安定した経営のためには入居率をしっかり確保していかなければいけませんが、今後は高齢者福祉の状況が変わってきます。団塊の世代が高齢者になる時何をすべきか、それが過ぎ去った後にはどのような社会が待っていて、有料老人ホーム事業をどのような状況が取り巻いているのか、しっかり先を見て時代に合った取り組みが必要です。

今後はAIの時代。我々の仕事をAIが代わりにする時代が来るかも知れません。その中でもAIにないのは心なので、心のこもった仕事をこの先10年20年経っても変わらず続けていきたいと思います。

これからの奈良ニッセイエデンの園について


※お誕生者会で水戸黄門に扮して

河合町の活性化に向けて、若い子育て世代が住みたいと思う町にしなければいけないと思います。その中で我々に何ができるかというと、世代間交流、皆で皆を見守ることが大事です。今、園で下校見守り活動に取り組んでいますが、高齢者が子どもたちを見守り、子どもたちが高齢者を知って大切にしてくれるというように、町全体で子育て世代を応援し、皆で皆を見守っていく仕組みづくりが大事だと思います。
その中でエデンの園の特色を生かした協力が必ずできると思います。そういう形で河合町と連携していけるといいなと思います。

例えば、子ども達の学力格差という問題があります。塾に通えない子供に対して、経験豊富なご入居者がボランティアで勉強を教えてあげる学習室のような場所を提供できればいいなと思っています。学童とまではいかないですが、キッズスペースのようなものをどこかに設置したいというのが一つの夢です。

※写真は、ご本人の許可を得て掲載しております。