トピックス

2023.01.02
トピックス職員インタビュー
一般居室サービス課課長:西田 美紀子(にしだ みきこ)
 
一般居室サービス課課長:西田 美紀子(にしだ みきこ)   
「将来要介護になっても安心」と思っていただけるように、しっかりご入居者をサポートしてまいります。

<プロフィール>
静岡県出身。1995年入職。奈良ニッセイエデンの園や浜名湖エデンの園での研修の後、1997年、松戸ニッセイエデンの園のオープニングスタッフとして、総合ケアサービス課配属。その後、浦安エデンの園ケアサービス課、松戸ニッセイエデンの園介護居室サービス課を経て、現在、一般居室サービス課4年目。夫と息子が二人。
 
<現在の業務内容>
一般居室で生活されている要介護認定者へのサービス提供(*1)、職員の管理業務 等。

<趣味・特技>
①仕事(長く仕事を休むとかえって病んでしまいます…)
②YouTube(ユーチューブ)で猫の動画を観る
③ネットショッピング

<ある日のスケジュール>


一般居室サービス課の業務の中で、心がけていることを教えてください。

一般居室サービス課の業務では、広い園内を、サポートが必要なご入居者を送迎することがよくあるのですが、その際に、ご入居者に、窓から見える木々や花々についてお話しするようにしています。園周辺は自然が豊かで、ご入居者の花壇ボランティアの方々がお世話してくださった様々な花が季節ごとに咲くので、あまり外出のできない要介護認定者の方々に、季節を感じて楽しんでいただいています。

※ご入居者を、園内の付設診療所に送迎する西田課長

松戸ニッセイエデンの園を、どんな園にしたいですか?
聖隷福祉事業団創始者の長谷川保は「終わりよければすべてよし。人生の最後の行程を幸せに過ごせる場所をつくろう」と、エデンの園をつくりました。
介護居室サービス課にいた時は、「要介護の状態でも、できる限りその人らしく」過ごせるよう介護サービスを提供していましたが、今、一般居室サービス課にきて思うことは、「自立のご入居者に、歳を重ねていくことを心配せずに生活していただきたい」ということです。心配がないからこそ、今を楽しめるのだと思うのです。
将来要介護になっても安心と思っていただくために、一般居室で生活されている要介護認定者の方々に、しっかりサポートをしていきたいと思っています。自立の時も、要介護になっても、安心して楽しく暮らせるエデン。長谷川保の『エデンの園をみんなに』という理念を、実現していきたいと思っています。

※ご入居者と談笑する西田課長

これまでのキャリアの中での忘れられないエピソードを教えてください。
東日本大震災の時の浦安エデンの園での勤務が忘れられません。浦安エデンの園がある新浦安は埋立地のため液状化し、排水設備がやられ、トイレや大浴場などが使えなくなってしまいました。そのため、震災後数週間は、洗濯は松戸ニッセイエデンの園でやらせてもらったり、銭湯送迎バスを週に1~2回出したりしました。
当時は子どもがまだ小さかったので、京都にある夫の実家に預けて、毎日夜遅くまで震災対応をしていました。
すると、ご入居者が、高齢期に震災に遭われてご自身こそ大変な時に、逆に私達職員のことを気遣ってくださったのです。
「私達は戦争体験があるから、これ位のこと何でもないのよ。職員の皆さんこそ大丈夫?」と。
毎日気を張りつめて頑張っていたので、温かい言葉をかけていただいて、本当にありがたく、明日からの元気をいただいたことを今でもはっきり覚えています。

浦安エデンの園ケアサービス課の職員と

他己紹介!西田課長はどんな方か教えてください♪
『いつも何処かに西田課長』
今回、西田課長の人柄について聞かれた時パッと思い浮かんだ言葉です。
西田課長は、とにかく事務所に居ないのです。ご入居者に何かあると、戸惑うスタッフを置いて一番に飛んで行かれます。常にご入居者のことを考えて、反射的に体が動いてしまうのだと思います。
またある時は、お一人での外出が危険なご入居者が「どうしても外出したい」とおっしゃられたことがありました。その時、西田課長は「一緒に歩いてくる」と言って、ご入居者が満足されるまで何キロも歩いて付き添っていらっしゃったこともありました。
最近、介護認定を受けるご入居者が増えて、一般居室の業務はますます多忙になっています。西田課長は、常に自分が率先して動くので、目の回るような忙しさです。でも、どんなに忙しい時でも、イライラしたりすることがなくいつも平常心で、私達職員の話にも耳を傾けてくれます。
私は、西田課長の下で働けて幸せだなと思っています!

※一般居室サービス課職員の横山さんと
(ふれあいサロンは、一般居室の要介護認定者の方にご利用いただいているデイサロンです。)
 
ご入居者一筋の西田課長ですが、どんな学生時代を過ごされたのですか。
中学、高校、大学と剣道部に所属していたのですが、特に高校の剣道部が、顧問がものすごく怖い先生で、超のつく厳しい部活でした。同じ学年に女子は他におらず、誰にも弱音を吐けない中で、三年間頑張り抜きました。
私の何にもめげないド根性は、この時代に養われたものだと思います!
大学は剣道の同好会だったのですが、ここで夫と出会いました。夫は同期ですが、真面目で、剣道に対する考え方(剣道をスポーツとしてではなく武道として捉え、礼節を重んじる)で意気投合し、私の方からアタックしました♥
それから30年…。
息子が2人生まれ、その息子も独立しましたが、今でも、毎年ゴールデンウィークに家族4人で「名探偵コナン」の映画を観に行く、仲の良い家族です♪

※大学の剣道同好会の仲間と♪
 

(*1)入居契約時はご自身で身の回りのことができることが条件ですが、ご入居後に介護が必要となった場合には、状態に応じた介護サービスを提供いたします。生活家事一般を行うことが困難となった場合、必要に応じてケアスタッフが一般居室にお伺いし、お手伝いいたします。介護が日常的に必要となった場合、ご入居者及び身元引受人の同意を得た上で、介護サービスを提供できる介護居室に住み替えていただく場合があります。

※写真は、ご本人の許可を得て掲載しております。


記事提供:松戸ニッセイエデンの園 募集広報室