WAC(Well Aging Community)事業とは?
1989(平成元)年度に厚生省(現 厚生労働省)がスタートした「ふるさと21健康長寿のまちづくり事業」の別名で、高齢者が安心し、生きがいを持って暮らせるまちづくりを実現させるための施策です。
この施策は、「地方公共団体がまちづくりの事業主体となり推進される場合」と、1989(平成元)年6月に成立した民間事業者による老後の保健及び福祉のための総合的施設の整備の促進に関する法律に則り、「民間事業者がその事業主体となり推進していく場合」の2通りがあります。
民間事業主として認定
民間事業者が厚生労働省の定める基本方針にしたがって、保健サービス及び福祉サービスを提供する以下の4つの施設(特定民間施設)を一体的に整備する計画がなされた場合、認定を受けることができます。
①疾病予防運動センター
②高齢者総合福祉センター
③在宅介護サービスセンター
④有料老人ホーム
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第1号施設
疾病予防運動センター
専門の指導員による運動指導によって、体力保持、健康増進や疾病予防を図る地域住民が通うことができる施設
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第2号施設
高齢者総合福祉センター
地域住民が趣味活動等を通じ、生きがい、仲間づくりや社会学習・参加の促進を目指した施設
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第3号施設
在宅介護サービスセンター
地域住民の自宅へ訪問して身体介護や生活補助を行う施設
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第4号施設
有料老人ホーム
高齢者の心身の健康を保ち生活を安定させるために必要な、食事、介護、家事、健康管理サービスを提供する入居施設
当財団の認定施設
当財団はこの施策にいち早く取り組み、「地域に開かれた総合シルバーサービスの拠点」として2つの施設が認定を受けています。