奈良ニッセイエデンの園では2015年から「健幸（注１）生活推進プロジェクト」を立ち上げ、
ご入居者へのトータルケアサービスの一環として、介護予防の取り組みに力を入れてきました。
（注1）健幸生活：心も体も自立した生活が送れている状態（造語）です。

発足当時は、介護予防の取り組みを中心にエデンいきいきプログラム（体操・脳トレ・音楽療法等）の開催、
年2回の健康チェック（頭の健康チェック・身体機能の測定・栄養チェック）を実施していましたが、
２０１8年に「いきいき生活室」と名称を変え、新たな取り組みを開始しました。

目的としては、これまでの活動に加えエデン版地域包括システムの構築に向け、ご入居者同士の助け合いの精神の醸成、
ご入居者の社会貢献や生きがい作り、役割の場の提供などで、「心身機能」「活動」「参加」を一体的に提供できる体制を整えました。具体的には、

① 年2回の健康チェック
② 生活相談
③ ご入居者のボランティアグループ（虹のわ）の支援
④ エデン大学　　外部講師による啓発講座
⑤ 臨床心理士による相談会の開催
⑥ 地域交流や世代間交流

そして今年度はコロナ禍で思うように活動ができない中、コロナ禍でもできることを考え、
地域貢献の一環としてエデンの園の正面玄関前で行う児童の見守り隊に登録し、ご入居者と職員が一緒になって見守り活動を行っています。




この取り組みが評価され聖隷福祉事業団から表彰状を頂くこととなりました。

今後もご入居者がいきいきと生活していただけるエデンの園になることを目指していきたいと思います。

提供：いきいき生活室