奈良ニッセイエデンの園は、2022年(今年)4月7日に開園30周年を迎えました。
今回ご紹介するのは、ご入居時のご年齢72歳で入居生活9年目の、石田 正雄様・滿子様ご夫妻の”ある日のご様子”です。
家庭菜園とお部屋での趣味を楽しみながらお過ごしになっています。
今は家庭菜園が一番楽しいそうで、園内での活動(脳トレや体操など)には、家庭菜園をやめたら参加したいと考えているそうです。
「野菜は作る喜び収穫の喜びはあるけれど、日々、雑草との闘いなんだよね」と、ご夫婦共に笑っておっしゃっていました。
◆ 石田様ご夫妻の”ある日”
ご主人が趣味をされる時の定位置は、リビングの奥側です。
定年退職後に「何かする事ないかなぁ」と作品を作り始めたのがきっかけだそうです。
書の額縁と写真右の木工作品が収められている家具はご主人の手づくりです。
収納するのに丁度良い家具が無かったので制作したそうです。

手づくりの家具に収められているのは、法隆寺 五重塔です。
写真を見ながら作っているそうで、相輪と塔身のバランスが良く、高欄や連子窓など細部まで緻密に作り込まれています。
全て木で作られているというのが驚きで、とても素晴らしい作品です。
木工作品の他に切り絵などもされており、秋に開催される作品展に毎年出展くださっています。
奥様が趣味をされる時の定位置は、リビングのベランダ側です。
今日は、編み物をされています。

若い頃から時間がある時に作っていたそうで、エデン祭 作品展をきっかけに、さらに作る”張り合い”が出来たそうです。奥様も毎年出展くださっています。
編み物はセーターやベスト、模様編みなどバリエーション豊か。手芸作品を見せていただくのも楽しみです。
「自分たちに出来ること、お手伝いできることがあったら声をかけてね」と、普段より職員に声を掛けてくださっており、地域交流や園内活動の際にお手伝いをお願いしています。
趣味の活動をされる他、園の活動のお手伝いをしながらお過ごしになっています。

ご主人には、地域交流のプレゼントとして使わせていただきたいと、職員が木工作品の制作をお願いしました。
材料を組み合わせてみたら、カエルに見えるな。これはどうかな?
写真右がフグのキーホルダー、左がカエルのキーホルダーです。
奥様には、園内活動の際などに職員が作り方を教えていただいています。

作り方の見本はあるのですが、生地の切り方一つから手順を教えていただきました。
ぬいぐるみ達とニッコリ♪

ぬいぐるみは、布地の色をあわせてカラフルな仕上がりに。
表情豊かでつぶらな瞳が可愛いですね。手足も動くようになっています。
家庭菜園や趣味などでお忙しくされていますが、廊下ですれ違う際などには気さくにお話をしてくださいます。
趣味のお話をお聞きするのが楽しく、ついつい話が長くなってしまいます。
お二人でいらっしゃる姿をお見かけすることが多く、いつも笑顔が素敵なご夫婦です。
取材させていただいた居室は
D1タイプで、
キッチンとリビングの他に洋室が二間ある間取りです。
趣味などのくつろぎの時間はリビングで過ごされ、奥の洋室は寝室に使っておられます。
リビング隣の洋室は箪笥などを置かれていました。
他の居室タイプはこちら。
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記事提供:奈良ニッセイエデンの園 広報グループ