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2025.12.18New
ふれあいプラザトピックス

考古学講座
2025年12月15日(月)
 開催報告!

12月15日(月)に田原本町埋蔵文化財センター長の藤田三郎氏を講師に迎え、考古学講座を開催しました。
藤田三郎先生の考古学講座は昨年に続き、2回目となります。今回は、「二千年前の絵画を読む」~弥生の人たちは絵画に何を託したのか~というテーマでお話しをいただきました。

二千年前の弥生時代の人たちが土器に刻んだ建物や人物、鹿、魚など、シンプルな表現ではあるものの、それらを細部まで細かく観察することで、その絵画が何を表現しているのかを徐々に読み解いていけるというお話を、スライドで具体例を示しながら詳しく教えていただきました。「細部に神は宿る」という言葉通り、足の向きひとつで絵画の表す状況が推測でき、ヘラを入れる向きに注目することで描いた人の利き手が右利きなのか左利きなのかを判別することができる、などのお話にご参加者の皆さんは大きく頷きながら熱心に聞いておられました。

ご参加された方からは、「唐古・鍵遺跡が近くにあるのでとても興味深くお話を聞きました」、「土器絵画を見る機会があれば、今日のお話を思い出して細部までよく観察してみたいです」などのお声が寄せられました。

講座後に熱心に質問される方もおられ、考古学講座は関心の高い講座であると感じました。ふれあいプラザでは今後も皆さんに喜んでいただける講座を企画してまいります。

※写真の掲載は同意をいただいております。
    考古学 講座  2025年12月15日(月)    開催報告!