浜松市内の中学校に通っていた私の修学旅行先は「京都・奈良」でした。
事前に行き先のお寺の歴史を調べたり、グループでの自由行動ではどこを廻ろうかと話し合ったりと大変ワクワクしていましたが…。
出発の１週間前の部活動中に足首を骨折してしまいました。
迷惑になってはいけないと旅行を諦めていましたが、級友たちの勧めで参加することになりました。
参加はしたものの当然自由には動けず、階段が多い場所はバスの中で待機し、グループ活動の日は一日中太秦の映画村にて１人で留守番など当時はとても残念な旅行だったと思っていました。
しかし、今振り返ると友人が背負ってくれたり、荷物を持ってくれたりと級友の優しさが嬉しかったことの方が記憶によみがえってきます。

奈良で働くようになり、この時行けなかった場所を訪ねよう！と考えていましたが、今度はコロナで行く事ができません。
コロナによって辛い日々が続いていますが、中学の頃の思い出のように今が懐かしく思える時がくるかもしれませんね。

「ながらへばまたこの頃やしのばれむ　憂しと見し世ぞ今は恋しき」

園長　村井　康隆

次回へつづく・・・？