堺女子短期大学 名誉学長の塚口義信氏を講師に迎え、歴史講座を開催しました。
テーマ「古代豪族・葛城氏の盛衰と狐井古墳群」
第1回目は11月21日（金）「文献史料からみた葛城氏の盛衰」
第2回目は12月5日（金）「顕宗・武烈天皇と狐井古墳群」

塚口義信先生の歴史講座は今回で41回目を数える人気講座で、今回も定員を上回るお申込みをいただき2日間でのべ82名様にご参加いただきました。

5世紀にこの地で栄えた葛城氏の盛衰について、古事記や日本書紀に書かれている事柄を現代の考古学の視点から答え合わせをしていくと新しい視点も見えてくるといった興味深いお話に、皆さん熱心に聞き入っておられました。

塚口義信先生は19枚に及ぶ資料をもとに、葛城氏が現在の御所市や片岡の地（現 北葛城郡より南部、大和高田市までを示す）に根を下ろしたこと、
香芝市の狐井古墳群は葛城系の天皇である武烈天皇のものでどうやら間違いなかろうという熱のこもったお話をしてくださいました。
終了後も先生のところへ個別に質問にいかれる方もおられ、今回のテーマへの関心の高さが伺われました。

ご参加者の皆さんからは、「近くのことだから参加してみました。身近な地名にも歴史的な意味があるのですね」、
「この地域をたくさん歩き回って少しずつでも歴史を感じていきたいです」などのお声が寄せられました。

ご参加者それぞれに、ロマン溢れる”古代の歴史を想う”2日間となったと感じました。

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