職員インタビュー

 

松戸ニッセイエデンの園で働く職員をご紹介します。
ご入居者の皆様に「我が家」と思っていただけるような施設運営を目指しております。

 

 

2022.05.01
トピックス職員インタビュー
前 副園長 :
金子 隆是(かねこ たかゆき)
前 副園長 :  金子 隆是(かねこ たかゆき)
皆様にとっての“我が家”をより良いものにしてまいります。

<現在までのキャリア>
聖隷福祉事業団に入職後、26年間、病院に勤務。(総務課・地域医療連絡室)
2019年1月松戸ニッセイエデンの園に異動となり、運営管理課長を経て、2019年4月副園長就任。現在副園長4年目。

<現在の業務内容>
定例業務としては、月1回の副園長相談会やお誕生日を迎えるご入居者の居室訪問、各種会議への出席。
行政への報告、コロナ関係業務(ワクチン接種やPCR検査)の取りまとめ 等。

<趣味・特技>
◆大の野球好きです!
 少年野球から始まり、浜松では中学生の野球チームの指導もしていました。二人の息子も野球をやっております。
◆もはやラーメンマニアです⁉
 週末は、美味しいラーメン屋を求めて1時間でも2時間でも車を走らせます。二人の息子にも、ラーメン好きがしっかり遺伝しています。
 ※エデン近辺のイチ押しラーメン屋♪ 松飛台にある「とら食堂」の “塩チャーシューワンタン麺味玉付”



26年もの長い間病院勤務をされたとのことですが、頑張ったことや嬉しかったエピソードを教えてください。
 聖隷横浜病院に勤務していた時のことです。聖隷横浜病院は、急こう配の坂の上にあります。地域のご高齢者は、保土ヶ谷駅からタクシーや路線バスを利用していたのですが、バスの本数も少なく、交通手段の整備は長年の大きな課題でした。
 民間のバス路線を引いてくる事も検討したのですが条件面で折り合いがつかず、横浜市交通局に増便をかけあったところ『地域貢献バス』を走らせる計画があるとの情報を入手し、聖隷横浜病院を通るよう交渉しました。
 約一年の間、横浜市との交渉を重ね、ようやく2016年4月『聖隷横浜病院循環バス』の運行にこぎつけました。“患者さんと病院の為に”との思いから、念願の循環バスの運行を実現でき、非常に苦労したものの、その苦労を上回る、大きなやりがいと達成感を得ることができました。


※「循環バス」運行記念にパシャリ



長く勤務した病院から畑の違う有料老人ホームへ異動して、いろいろ戸惑いもあったのではないでしょうか?
 私は人と話しをする事が好きで、人に接して人の役に立つ仕事がしたいと考え、聖隷福祉事業団に就職しました。たくさんの患者様が身体や心を病んで来院される病院の業務にとてもやりがいを感じていたのですが、聖隷福祉事業団には多くの職種・業務があり、せっかくなので他の業務も経験したいと考えるようになりました。
 中でも、その人の生活や人生に継続的に関わることのできる有料老人ホーム勤務を経験したいと、自ら異動希望を出したのです。
 現在は、この松戸ニッセイエデンの園で、ご入居者の皆様が「ここを選んで良かった」と思っていただけるような運営をしようと、新園長はじめ、職員と共に奮闘努力しているところです。
まだまだ未熟な部分も多くありますが、ご入居者の皆様のため、また園で頑張っている職員のために、これまで以上に頑張ってまいりたいと思っています。


副園長として、日々の業務の中で心がけていることは何ですか?
 松戸ニッセイエデンの園には400名を超えるご入居者がおります。当然、皆さまそれぞれにお考えや園に求めているものが異なるため、個々のニーズにお応えしていかなければなりません。
 求められていることにお応えするためには、まずは、ご入居者の皆さまをよく知る必要があります。そのため、日々のご入居者との会話や、提案書に記載いただいたご意見に、出来るだけ丁寧に対応していく事が大切であると強く感じています。
 一方で、松戸ニッセイエデンの園は、個々人にとっては「我が家」ですが、同時に集団生活の場でもあるので、少数意見を尊重しつつも、多くの方にご満足いただけるような運営をしていかなければなりません。
 そのあたりのバランスの取り方が非常に難しいです。しかし、難しいがゆえに、大きなやりがいも感じています。


※報告資料作成中!


松戸ニッセイエデンの園での“忘れられないエピソード”を教えてください。
 ご入居者の皆さまはご存知の通り、私は決してスマートとは言えない体型です。
 園内で、とあるご入居者にお会いしますと、私のところにツカツカ寄っていらしてお腹をポン・ポン!と叩き、『今日も快調!』と声を掛けてくださいます。最近では、その方をお見かけすると自ら寄って行き、「どうぞ叩いてください!」と言わんばかりにお腹を突きだしております。(笑)
 そんな時、子どもの頃、お腹を壊して母にさすってもらった時の記憶が蘇ってきます。(少し恥ずかしいですが・・・。)
 ご入居者との、こうした日常のコミュニケーションはとても大切なことですが、コロナ禍で十分に実践できていないのが現状です。ご入居者の皆さまと気兼ねなくコミュニケーション出来る日々が、早く戻ってくることを心待ちにしています。
 それはさておき、本音は「もう少しお腹の脂肪を落とさないと・・・」と反省している毎日です。臼井園長と “腕立て&腹筋同好会”を結成して、頑張っています!(今のところ、毎日継続できております!)
 私のお腹で日々の調子をご確認頂いているご入居者の○○様には申し訳ありませんが、そのうちお腹を叩いた時の弾力が無くなって、淋しい思いをさせてしまうかもしれません⁉


※2022年3月1日
   開園25周年記念日にご入居者と(本文の内容とは関係ありません)


プライベートについてお聞きします。ご家族とのエピソードを教えてください。
 次男が小学2年生の時、皮膚筋炎(膠原病の一種)を患いました。2か月の入院生活の後、ステロイドによる治療が約一年続きました。
 入院中は、平日は妻が病院に泊まり、週末は私が単身赴任先の横浜から浜松に帰って病院に泊まり、次男の世話をしました。長男は当時小学5年生で、祖父母が面倒を見てくれていたのですが、いろいろ我慢をさせていたと思います。この頃が、私達家族にとって最も大変な時期でした。
 皮膚筋炎は完治する病気ではありませんが、お蔭様で小学校を卒業する頃には治療も必要無くなり、次男もこの春から高校生になり元気に野球を続けております。 
 次男の病気もあって、「家族を大切にしたい」と思う気持ちは一層強くなりました。一家の大黒柱として、自分に出来る事は多少無理をしてでも、何でもやろうと思っています。
 今年の4月から長男が大学生になり、市川で同居生活を開始しました。これまでの単身赴任生活では自炊を殆どしませんでしたが、長男の手前そんなわけにもいかず、現在は料理の修業中です!


※長男の夏の甲子園の静岡県大会予選で(左から、私、長男、次男、妻)


※長男が作ったオムライス  
  (結構美味しかったです)私も負けていられません!


最後に、人生のモットーを教えてください。
 私のモットーは、「自分らしく生きて行こう!」です。
 私の強みは、誰とでもコミュニケーションが取れるところだと思っています。これまでの人生で、飾らず、オープンに、ありのままの自分をさらけだしていると、不思議と周囲の人達が協力をしてくださいました。
 自分に出来る事は一生懸命に取り組み、自分に出来ない事は周りの人の力を有り難くお借りしながら頑張っていきたいと思っています。
 これからも、ご入居者の皆さまと一緒に、松戸ニッセイエデンの園をますます良くしていきたいと思っています。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!



※写真は、ご本人の許可を得て掲載しております。