2022年、年明け最初の味の旅（昼食）は「奈良県」です。

奈良県は、法隆寺地域の仏教建造物や古都奈良の文化財、紀伊山地の霊場と参詣道がユネスコ世界遺産に登録されており、今日では「古都といえば京都と奈良」と言われる程知名度が高く、世界的に有名な日本の観光都市として栄えています。

今回は、そんな奈良県より「あすか鍋」をメインに、柿やくず粉など奈良県に因んだ食材を使用したメニューを提供いたしました。
「あすか鍋」は、鶏肉と野菜を牛乳とだし汁で煮込んだ奈良県の郷土料理です。飛鳥時代に唐から奈良へやってきた使者が、練乳に似た乳製品を伝え、孝徳天皇へ献上したところ大変喜ばれ、乳牛が宮中で飼育されるようになりました。これが日本における牛乳飲用のはじまりになったと言われています。当時は貴族の飲み物でしたが、僧侶たちも密かに飲むようになり、そのうち飼っていた鶏の肉を牛乳で煮て食すようになって「あすか鍋」の起源となったと言われています。



　～御献立～ 
・あすか鍋
・奈良漬
・干し柿ときく菜の白和え
・ごはん
・くず粉の抹茶ぷりん


ご入居者の皆様からは、「遥か奈良へ思いを馳せながら美味しく楽しく頂きました」「くず粉の抹茶ぷりん、懐かしい味で美味しかったです」など、ご好評の声をいただきました。